語彙力の重要性

「英語がわからない」

大きな原因は語彙力不足です。

どんなに文法を勉強しようが、大量の英語を聞こうが、問題演習をしようが、単語の意味が分からなければ理解することはできません。

語彙力がないまま勉強すると、「勉強しているつもり」なのに、力が付いている実感がなく、「英語が苦手」「リスニングで何を言っているかわからない」「自分には向いていない」に陥ります。

コミュニケーションとしての英語力、英検などのテストに向けての英語力、いずれにしても初めに付ける力は語彙力だと思ってください。

単語の力はどうやってつけるの?

①面倒なことに向き合う精神力

楽をして単語力を付けることは不可能です。ごめんなさい。楽さはあきらめるしかないです。

正直なところ、単語帳を使おうが、長文で知らない単語を調べようが、英語の動画字幕で知らない単語を検索しようが、やり方はなんだっていいです。

今は英単語アプリもたくさんありますし、何のツールを使うかは自由です。

ただ「1回見たら覚えられる」という気持ちは一切消してください。

見た瞬間は覚えてても、1週間後にも、1年後にも覚えていないと身についているとは言えません。

単語を長期記憶として残していくには「回転率を上げる」ことです。

同じ単語と高頻度で触れ合うことを意識してください。単語をグルグル回しましょう。

長時間見つめて、「絶対覚える…絶対覚える…」と心に焼き付けたつもりでも、数日後には悲しいかな、大方忘れてます。

次にどこかでその単語に出会ったときに、瞬間的に意味が湧いてきて、初めて「覚えている」になります。

そして「あ!これ知ってる!!」「何言ってるかわかる!」という思いが、達成感になり、力がついているという実感と自信に変わります。

ぜひ、この爽快感を味わってもらいたいです。

②音声を聞く・自分でも言うは必須の必須

見つめて黙って単語を覚えないでください。

勝手な発音を思い込みで覚えてしまうと、修正が必要になる上に、リスニングでは「知らない単語扱い」になってしまいます。

自分で言える単語は聞きとれます。

聞き取れる単語が増えると、驚くほどにリスニングの理解をすることができます。

ここでも「理解ができる=楽しい!」を味わうことができ、またまた自信に繋がります。

③イメージを持つこと

1単語=1意味で文字として覚えてしまうと、訳しにくくなったり、理解しづらくなることがあります。

たとえば「on」という前置詞はよく「~の上」と覚えられがちですが、「何かと接している状態」とイメージしておくほうがオススメです。

My book is on the desk. 私の本は机の上にあります。

The clock is on the wall. 時計が壁にあります。

壁の上に時計があるって変ですよね(゜-゜)

必ずしも上に乗っている状態とは限らないので、1つの意味よりイメージで知っておくほうが、スムーズに理解することができます。

または「ポジティブかネガティブ」でイメージ分けしておくのも、大量の単語を覚えるときに整理しやすくなります。

最後に

「効率よく単語を覚えられる方法!」「○日で○○語!」みたいは情報は溢れていますが、どれも「続けないと叶わない」です。

あれこれと色んな方法をつまみ食いしないでください。成長に至らない時間を費やすだけです。

効率が悪いような気がしても、自分にとって続けやすいのであれば、その1つのやり方で大正解です。

1日数分でもいいです。とにかく「毎日」が重要です。

どんなに眠くても、気乗りしなくても、集中できなくても、とにかくやる。自分のやっていることを信じましょう。必ず成長が待っています。

起きたら顔を洗うように、「やらなかったら落ち着かない」という習慣に、英単語を組み込めるようになれば、こっちのものです。

その先には、どんどん英語がわかる未来が待っています。楽しいです。