2024年度 英検®の新問題形式と英作文について…
3級以上でチャレンジする力はあるけど、なんとなく「受験は来年にしようかな…」と迷っている…
そんな方は「2023年度 第3回」での受験をご検討ください。
2024年度より3級~1級までの問題形式がリニューアルされます。
リニューアル後に難易度が下がることはありませんので、「2023年度 第3回」が今までの形式でチャレンジできる最後の回となります。
当教室では小学生~中学生の英検®を実施しておりますので、ひとまず「3級・準2級・2級」について、どのように変わるのかまとめてみましょう。
級 | リーディング | ライティング | 試験時間 | リスニング | スピーキング |
2級 | 語彙問題・長文問題を一部削減 | 既存の「意見論述」+「要約」問題を追加 | 85分 (変更なし) | 変更なし | 変更なし |
準2級 | 語彙問題・長文問題を一部削減 | 英作文問題を1題→2題に増加 「Eメール」問題の追加 | 75分→80分 (5分延長) | 変更なし | 変更なし |
3級 | 変更なし | 英作文問題を1題→2題に増加 「Eメール」問題の追加 | 50分→65分 (15分延長) | 変更なし | 変更なし |
1次試験のリスニング・2次試験のスピーキングに変更はありません。
いずれも「英作文」の問題が追加されます。
【2級】要約問題の追加
長文を読み、内容を45~55語で要約します。
文章をそのまま抜き出すような作業ではなく、同義語などに置き換えて説明できる力を試されるような問題となりそうです。
単語力や表現力、重要となる箇所を見極める読解力も必要です。
【準2級】Eメール問題の追加
英語でのメールを受信したとして…、返信メールの文面を40~50語で作成する問題です。
相手からのメールに対して「質問をしたり・質問に答えたり」します。
【3級】Eメール問題の追加
準2級同様に、英語での返信メールを15~25語で作成します。
相手の質問に答えます。
英作文ってどうしたらいいの??
「英作文は苦手…。」「何を書いていいかわからない。」「途中で何を書いているのか…何が言いたいのかわからなくなってきた…。」「話題が逸れている気がする…。」
英作文あるある悩みです。
語彙問題や長文問題、リスニングより、圧倒的に後回しになってしまうのが英作文練習なので、単純に書く練習量が少ないことがひとつ。
どんな風に練習したらいいかわからないし、採点も自分でできないからだと思います。
まずは、自分でいきなり書こうとせず、模範解答やテキストの長文などを書き写しましょう。※目で読むだけでは絶対ダメ。
そうすると「こういう言い回しがあるのか」「この単語をこういう意味で使えるのか」「こんな順番で話を進めるのか」「接続詞・前置詞はこんな使い方をするのか」などなど、新しい発見がたくさんあります。
書くことでスペルの確認もできます。「読めるけど書けない」を解決する機会になります。
印象に残った単語・文の形・表現を、自分の文章として使っていけばOK!(話題や自分の意見に合わせて、単語を置き換えてね。)
いきなり自分でゼロから文を構成するよりも、ずっと書きやすくなると思います。
内容に沿った文を作れていれば、ゼロ点なんて無いです。書いた分の点数はきちんと付けてくれます。
単語・熟語・文法を新しく習ったときは、それを使って自分の英文を3~5文くらい書いてみる。
主語と動詞の形、時制、単数形・複数形、文型など…練習の時は、考える時間と調べる時間を使って英文を書くようにしてください。
本番ではスペルミスや文法ミスを恐れずにガンガン書いてしまいましょう!!←減点は微々たるものと考える強気のマインド
ミスの心配をすると、緊張のせいでペンが進まなくなってしまうかもしれません。
指定語数を守ることは最低条件なので、語数不足は避けたいです。
完璧な英文を書く必要はありません。英作文で満点が取れなくても合格できます。
ただ…ライティングの配点は大きいです!!
後回しにせず、普段から英文を書き慣れておくこと。
英作文に使える試験時間は限られています。悩みながら書いている時間はありません。(プレッシャー)
いきなり本番で上手に書くことは無理です。緊張もあります。
焦らずに普段から取り組んでいくと、徐々に書きやすくなってきますよ~!!